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その4 | 三尾を制覇!

gyobyの京都検定挑戦日記

Twitterでもつぶやきましたが、本日(10月28日)は「三尾(さんび)」めぐりをしてきました。

「三尾」とは、清滝川に沿う、栂尾(とがのお)・槇尾(まきのお)・高雄(高尾・たかお)の3地の総称です。紅葉の名所として有名で、それぞれ栂尾山高山寺、槇尾山西明寺、高雄山神護寺があります。

毎年紅葉シーズンが比較的早めのエリアなので、そろそろええんちゃうん?と思い繰り出したのですが、やっぱりまだ早かったみたいですorz

しかし自分にとっては紅葉は二の次。検定の勉強がメインですので、それぞれのうん蓄をメインに書いていきたいと思います。

三尾エリアへのアクセス

清滝・三尾方面へは、市バスの8号系統もしくは西日本JRバスの高雄・京北線に乗って行きます。

僕は最寄り駅が三条京阪ですので、地下鉄東西線で二条駅まで出て西日本JRバスを利用しました。

京都駅からだと直通は西日本JRバスのみ。本数は少ないので、効率よく観光したいのなら時刻表のチェックをしておくとよいでしょう。

所要時間は京都駅からだと約50分かかります。

栂尾山高山寺

バス停「栂尾」で降りるとすぐ、高山寺への裏参道があります。

高山寺は平成6年(1994)に世界文化遺産に登録されましたが、なんといっても国宝「鳥獣人物戯画」が有名です。

現在(平成26年10月)、京都国立博物館で「国宝鳥獣戯画と高山寺展」が開かれていますが、これは「鳥獣人物戯画」の修理が完了したことを記念して開催されています。

なんでも博物館ではすごい人出で、長いときには1時間以上の待ち時間だそうです。

ということで「鳥獣人物戯画」は複写しか見れませんでしたが、こちらも国宝である「石水院(せきすいいん)」を拝観してきました。

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「石水院」は明恵上人(みょうえしょうにん)が後鳥羽上皇より学問所として賜った建物。紅葉の最盛期ならかなりキレイみたいですが、残念ながらまだ青々としていました。

高山寺の国宝は他にも「明恵上人樹上坐禅図」「仏眼仏母図」などがありますが、やはり現在は京都国立博物館のほうで展示中のようです。

 

槇尾山西明寺

指月橋

高山寺の表参道から降りて5分ほど歩くと西明寺に行けます。入り口の朱色の橋(指月橋)が目印です。

現在の本堂は桂昌院(徳川綱吉の母)が寄進したと言われています。

西明寺

境内は高山寺よりも紅葉が多かったです。他の二尾の寺に比べると小ざっぱりとした感じで、ゆっくりと見れるので紅葉を愛でるには良いかもしれません。

 

高雄山神護寺

神護寺

最後は神護寺。

ここにたどり着くのは難儀しました。道はほぼ1本道なので迷うことはないですが、とにかく階段がキツイ!

自分が運動不足、というのもありますが、お寺に着いたときは完全に息があがってました。軽い気持ちで行くとヤラレるんで覚悟して登ってください。

神護寺・紅葉

紅葉はそこそこ。

神護寺は、弘法大師空海が東寺や高野山を開く前に住したお寺で、真言宗の遺迹(ゆいせき)本山とされています。世界遺産ではありませんが、国宝の所有数は高山寺に負けていません。

神護寺・金堂

奥の金堂に入ると、日本で2番目に国宝に指定された、当寺の本尊「薬師如来立像」(実物)を間近に見ることができます。

また現物ではありませんが、教科書に出てくるあの「伝源頼朝像」があり、その他にも空海自筆の「灌頂暦名(かんじょうれきめい)」、現存最古の両界曼荼羅「高雄曼荼羅」など、国宝が目白押しです(いずれも複製です)。

僕が金堂に入った時は他に誰もおらず、堂内の係りの方が僕につきっきりで案内してくださりました。

京都検定を受験予定だということを伝えると、より一層詳しく教えてくださって、とても勉強になりました。ありがとうございます。

神護寺にはこの金堂のほかにも、大師堂(国宝)や「五大虚空蔵菩薩」(国宝)が安置されている多宝塔など、本当に見るべきものが多いです。

神護寺・大師堂 「大師堂」

もう少し日にちが経ってから来れば紅葉が相当きれいになりますが、その分観光客の数も多くなるので、ゆっくり見学できないかもしれませんね。

 

観光コース

この三尾を見終ったら、帰りのバスで仁和寺(にんなじ)で降りるのがよいでしょう。ここも世界遺産に指定されています。

僕は三尾の登り降りで完全にヤラレた口なんでここはスルーw

体力に自信のある方、知識欲が貪欲な方は仁和寺前で降りてください。

またわら天神や北野(北野天満宮近く)でも停車しますので、時間に余裕があればこちらを参詣されてはどうでしょう。

 

 

 

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